株式会社ワッセイソフトウェアテクノロジ
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お知らせ NEWS RELEASE

2015/01/20

「iRecovery(アイリカバリー)」 販売開始のお知らせ

ワッセイ・ソフトウェア・テクノロジーは、モバイル端末として普及が進んでいるiPadを、簡単かつ安全に利用するための環境復元ソフト「iRecovery」を発売いたします。
多数のiPadを簡単にバックアップでき、いつでも1クリックで簡単・安全・確実に元の状態に復元することができますので、教育をはじめとするさまざまな組織でiPadの本格活用が可能になります。

開発の背景

iPadをはじめとするタブレットPCの普及は目覚ましく、軽量・コンパクト・低価格などさまざまな理由から組織端末としても利用が進んでいます。中でも急速な成長を見せているのが教育分野で、政府が「2020年までに全国の小中学校で1人1台のタブレット端末の整備」を目標に掲げるなど、官民あげての積極的な取り組みが行われています。

しかしiPadはもともと個人使用を想定して開発された製品であることから、端末として管理する機能は必ずしも充分ではなく、これがiPadを組織で活用する上で大きな問題となっています。

モバイル端末を組織で活用する際の重要な要素である環境復元処理については、iTunesやiCloudなどを利用して1台ずつバックアップや復元を行うことは可能ですが、複雑な操作を1台ずつバックアップ・復元する手間や時間を考えると実用的ではありません。

専用の復元ソフト等も市販されていますが、これらはアドレス帳や指定ファイルのバックアップや復元など個人ユースを想定したものであり、OSをはじめとする環境そのものをバックアップ・復元することは難しいのが実情です。

専任のIT担当者がいない教育機関などでは、先生方がバックアップや復元処理を行うことになりますが、作業が大変な割には目的を達成することは難しく、導入したiPadが存分に威力を発揮できない状態が続いていました。

そこで弊社は、iPadを簡単にバックアップし復元できるiPad用環境復元ソフト「iRecovery」を商品化、多数のiPadをモバイル端末として利用する上での問題を解決しました。

概要および特長

複数のiPadを端末として利用すると、個々人の利用状況によって端末の状態も個々に変化していきます。学校を例にとると、小学1年生と小学6年生ではITスキルに大きな違いがあり、端末の状態も大きく変化するので、授業の後にiPadを元の状態に一括して復元する作業が不可欠です。また企業においても、企業端末として利用するからには、個々の端末の環境を整えておくことが重要です。このようにiPadをモバイル端末として利用する際、端末の環境を簡単にバックアップでき必要に応じていつでも簡単にこれを復元できるのが、iPad用環境復元ソフト「iRecovery」です。

  1. 使い慣れたWindows PCからすべてのiPad端末を管理できます。
  2. 操作が簡単で、iPadをUSB接続すれば1クリックで復元が可能です。
  3. iPadにソフトをインストールする必要がありません。
  4. 複数の復元ポイントを設定することができます。
  5. ファイルやアプリケーションソフトはもちろん、OSの設定も復元できます。
  6. ユーザー管理機能により、一般ユーザーはあらかじめ設定した復元ポイントにのみ復元が可能です。
  7. 127台迄のiPadを1台のWindows PCで管理できます。
  8. iPad用収納キャビネットと併用することによって充電中に復元を完了できます。

操作

[バックアップ]

  1. バックアップする全てのiPadをUSBで接続します。
  2. 管理者アカウントでiRecoveryにログインします。
  3. 復元ポイント名を入力します。
  4. 「作成」ボタンをクリックします。
  5. 各iPadのバックアップが開始されます。

[復元]

  1. 復元する全てのiPadをUSBで接続します。
  2. iRecoveryにログインします。
  3. 復元ポイントを選択します。(一般ユーザーの場合、選択不要)
  4. 復元」ボタンをクリックします。
  5. 復元ポイントに登録されたデバイスの状態に復元されます。

動作環境

デバイス OS Apple iPadシリーズ iOS7以降
管理PC  OS Windows 7/8/8.1 (32/64 bit)
    CPU Celeron 1GHz 以上
    メモリ 4GB 以上
    HDD iRecovery用:1GB 以上
    データ用:デバイスあたりのバックアップ容量×デバイス台数

「iRecovery」と「Apple Configurator」との違いについて

iPadなどiOSデバイスの環境を設定し管理するソフトとして、Apple社の「Apple Configurator」があります。販売側が出荷時にiOSデバイスの環境設定を行うためのツールとして提供されているものですが、複数のiOSデバイスに対するOSアップデートやデータのバックアップなどが可能なことから、「iRecovery」との違いが分かり難いという声もあるようです。

実際に使って見るとすぐに理解できるのですが、「Apple Configurator」はその名の通りあくまで Configurate(環境設定)が目的で、出荷時のキッティング作業などで威力を発揮するツールです。これに対して「iRecovery」は、iPadの環境を簡単にバックアップして復元できる、つまり1クリックによる簡単操作で誰にでも使えることを目的とした復元用ツールであり、目的とするところが違います。特にバックアップ・復元という作業に関する限り、「iRecovery」の使いやすさは明らかですが、以下は参考のための比較表です。

「iRecovery」と「Apple Configurator」の比較表

「iRecovery」製品仕様
https://www.wasay.co.jp/irecovery/spec.html

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